しあん

白雪姫のしあんのレビュー・感想・評価

白雪姫(1937年製作の映画)
4.0
ディズニーの原点!
1937年だって…信じられない…
全部手描きで、すんごい丁寧に作られてる。動物がめっちゃ出てくるけど、全個体ちがう動きをしてて何回観ても楽しい。
世論に逆らって長編アニメーションを作る決意をしてくれたウォルトに感謝。

特典映像よりメモ↓
当時はアニメといったら6〜7分の短編が当たり前で、それ以上やるとネタがなくなるから長編なんて考えられない世の中だった。
メディアは完成前から「ディズニースタジオの失敗作」と報じた。
それでも長編をやると決めて、実行に移したウォルト・ディズニーの熱意がすごい。
お金がかかっても質の良いものを追求した。
資金が足りなくなったとき、営業もこなせたウォルトは銀行の重役を招待し、未完成の白雪姫を見せた。まだ静止画のシーンも多く、音声も入っていなかったため、隣に座って細かく説明した。重役は帰りの車に乗り込み、「あれは金になる」と一言。融資が決まった瞬間だった。
ウォルトは社員に作中で使うギャグのネタを考えるよう指示した。採用されると報酬がもらえる。最終的には数千の案が集まった。
アニメーションでの表現の仕方を教えてくれる者はいなかったため、実際にドレスを着て踊る女性などをスケッチした。

1925年頃(蒸気船ウィリーのとき)スタッフは10人だったが、白雪姫の製作には人手があと300人くらい足りなかった。アニメーターの大募集が始まる。
当時は不景気で、絵の学校を出ても職が見つからない人がたくさんいた中、アニメーターの募集をしているのはディズニーくらいだった。アニメーター志望者にとっては夢のような話だった。そんな時代だったからこそ、優秀な人材を集めることができた。
しあん

しあん