ストーカーの中村大当たりのネタバレレビュー・内容・結末

タイトルが直接的過ぎと思っていたが、実は個人への執着ではなく、幸せな理想の家族への憧れであったという驚き。
ロビン・ウィリアムスさんだから、ただの悪い人ではないだろうと、あの純真無垢な瞳を見ると最後まで否定し切れずサイに感情移入して引き込まれる。
映画のつくりも意図的にそうしてるよね？不法侵入した家で見つかりそうなドキドキや、逮捕までの逃走シーンも。
だからキャスティングが、ロビン・ウィリアムスさんなんだもん笑
キャスティングは全てベストマッチやったと思う！
サイが憧れてしまう、美男美女夫婦に可愛くて優しい子供。
ラサールさんの強そうで優しい警察。
竹内涼真さん似の同僚。
エヴァにキティちゃんにポチャッコ。
スーパーのセキュリティどうなってんねんてシーンも幾つかあったが、そこもご愛嬌。
脅した2人を殺してしまったの？ってハラハラさせる見せ方にもやられた。
ロビン・ウィリアムスさんの瞳のアップが綺麗過ぎて本当に憎めない。
つらい過去に心が壊され、今までもずっと自分が楽しく撮った写真はないのだろう。見返して心が楽しくなる写真など1つも。
ジェイクが撮った楽しさ溢れる写真を観るシーンはマジで泣けます。
取り調べ後は無機質な写真だけを並べて、サイは楽しいも哀しいもない世界に入ってしまうのだろうか。