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ベスト・キッドのLCのレビュー・感想・評価

ベスト・キッド(2010年製作の映画)
3.6
面白かった。

カンフー、というか、その力をどのように行使するかという部分を丁寧に見せてくれたように思う。
そして凄い人たくさんいるなあと思ったら、少年たち、ジャッキーさんが出ているアクション学校?の生徒らしくて、つまり… 先輩後輩…!という熱さもあった。見終わった後に教えてもらったことだけど。

相手を打ち負かすことだけを目指して使う者もいれば、己の内側にある恐怖に打ち勝つ為に使う者もいた。
テクニックも筋力も勿論大切なんだけれど、何のためにそれをするのか、という目的も負けず劣らず大切。そのことが、主人公や周りの人たちの考え方、日常での在り方を通して見ることができて、理解しやすかったように感じられる。
その人の持つ様々なもの、考え方や感じ方、生活態度、経験、とかとか、それらは、切り離せない、みたいな、そういうやつ。

冒頭でハエを、まさかお箸で…?と思ったら、全然ハエ叩き使う場面で、あ、結構笑いながら見る感じの作品かなとゆるんだ。でも、腰据えて見る時間の方が圧倒的に多かった。ひとつひとつが興味深かった。
階段恐ろしく登ったところ、空気が薄そうで、ここで鍛えたら肺活量も漏れなく鍛えられそうで、想像するだけで酸欠になるかと思ったりもした。
気の話に対して「スタウォーズのフォースってことか」と返答するの、私的にはとても参考になった。気の概念を難しく感じていた勢として。

そしてクレジット画面でたくさんお写真見せてくれて、微笑ましく見終えることができた。等身大の彼らを垣間見たような、そんな感覚。公園に誘ってくれた子は、その後も元気に公園で遊ぶ日々を続けていたんだろうか、的な思いの馳せ方もした。
そして挿入歌欄で「歌唱 Lady Gaga。」のように記されていたのも面白かった。「。」ってそこでも使われるんだね、知らなかった。

アクションというか、スポーツ?ものに馴染みがなくても、とても見やすい作品だと思う。
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