らんらん

満願旅行のらんらんのレビュー・感想・評価

満願旅行(1970年製作の映画)
2.5
今回は鹿児島を舞台に車掌であるフランキー堺と乗務員団令子、お見合いの相手香山美子との三角関係を展開する

シリーズ6作目、このシリーズ見るのは1.2と来て3本目
今回は団令子を見てみたかった
6本目ともなると初期とはやや違った配置も見られる
基本ストーリーはほぼ同じで、伴淳、ミヤコ蝶々、森田健作などが出演していたり共通する部分も多いけど
伴淳は終盤にちらっとしか出てこない飲んだくれの産婦人科医
あとは倍賞千恵子がいない!今回その役に相当するのが団令子
2作目の倍賞千恵子を思わせるしたたかさと押しの強さ、劇中では押しかけ女房的に同居までする

団令子ってこんなんだっけ?って少し思った
そんなに出演作見てるわけでもないんですが
岡本喜八の「血と砂」「殺人狂時代」、あとは川島雄三の「接吻泥棒」ともまた違った感じ
スリムな身体にパッツンの前髪、濃いめの化粧と低めの声って感じ、こんなんだっけ?

あとはもう一人のヒロイン香山美子もいまいち魅力を感じない、1.2作目の新珠三千代、野添ひとみに当たるポジションなんだろうけど、格落ち感
ほぼ出演作を見たことがないので良いとか悪いとかもないんだけど、何の印象も残らなくてつまらないなーって

シリーズ3本見て来た中では一番つまらなく収穫もなかったと思う、せめて倍賞千恵子がいればなーって思う
やっぱり映画を見る上で出演者の魅力って大事だわー、こういうストーリーがそんなに重要じゃない喜劇なんかは特に

公開当時に見ていればピンキーとキラーズ?とか脇役の喜劇俳優?とかで楽しめる部分もあるんだろうけど、現在からすると誰?って感じしかないので、、、
あとは1作目でもフランキーがケロヨンに似てるとか、伴淳にひょっこりひょうたん島とかそんなネタがあったけど
これも正直ピンとこない、知識ではケロヨン、ひょっこりひょうたん島とか名前だけ知ってはいるけど中身を知らない(洗面器?20世紀少年?みたいなw)
時事ネタはこの辺がつらい、笑えるシーンなのそれ?みたいな、変に冷めちゃう
世代だったらまた違うんだろうなー、ってか世代でもないのにこういう映画を見てる自分の方がズレてるのかもとか思っちゃったり
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