Ryan

マイアミ・バイスのRyanのレビュー・感想・評価

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)
3.4
我儘フォックス



ストーリー
合衆国司法機関が行なっていた合同捜査の極秘情報が、ドラッグ密輸コネクションに漏洩してしまう。そこで、合同捜査と関係のないマイアミ警察の特捜課で働く刑事コンビに、情報の漏洩ルートを突き止める任務が託される。2人は任務を果たすため、北米のドラッグ・ディーラーになりすまし、南米の危険地帯にて犯罪組織への接触に挑む


主演 コリン・ファレル
監督 マイケル・マン


TVシリーズ特捜刑事マイアミ・バイスをリメイク映画化。
マイケルマンらしい圧巻のフィルムノワール。

当時この映画の面白さが理解出来なかった。
特に後半。インパクトも物語的にも弱くなり、終盤の銃撃戦なんて一気にロケーションが映画を撮影してます観満載で苦手であった。
しかし、今観てみるとデヴィッドエアー監督作「エンドオブウォッチ」の様にリアル風に描こうとしていることが窺える。
映像が汚かったり一人称視点になったり当時のビデオで撮影された感がとてもリアルで怖く見える。
撮影の裏話などをみると製作中に発砲事件が起きたりジェイミーフォックスが我儘(アカデミー主演男優賞を受賞する前から撮影が始まっていたため)を言って現場を困らせたり、この時からコリンファレルはドラッグ漬けで心臓が破裂しそうだったのかな?等バックヤードがクレイジーすぎてその余韻に引っ張られる。

コリンファレルがとにかくエロい。
ブロンドを長く束ね大人の色気を爆発されながらモヒートを飲む姿は間違いなくエロ。

エンディングも発砲事件等でフォックスが国外撮影を拒否したためこのラストになったと言われているが悪くはないが地味。
当初の予定ではどんなラストだったのか想像するのも楽しいだろう。
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