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アクシデンタル・スパイのmatchypotterのレビュー・感想・評価

アクシデンタル・スパイ(2001年製作の映画)
3.3
今年のジャッキー見納め、かなぁ〜。追加もう1本ぐらいイケるか。

去年ぐらいから韓国の映画にハマり、今年はもう少し足を伸ばして香港だ、と、トニーレオン、アンディラウ、ドニーイェン、そして、ジャッキーチェンなどと、香港スター出身の映画を軸にこの国の映画に勤しんだ、たぶん50本ぐらい観てるのかな。

やはりどれもハードボイルドというか、因縁や使命を感じたり、裏稼業の話であってもそれぞれの正義や仁義、貫きたいアツい意思を感じる。

アメリカよりも距離や文化が近いからか、それが行動や表情に出てくると何となく理解しやすいし、香港は何よりアクション、スタント、体の張り具合がスゴいので、見た目のインパクト、熱量が直接的。

イギリスの植民地でもあったことから、この流れの話や、そこそこ欧米感もあって、英語も自然だし、アメリカ映画好きな人でもそこまで抵抗なく観れるのではないか。

香港映画、まだまだ観ていこうと思う。

この映画は観たことあったかと思ったけど無かった。
思ったより評価が低いが観たら少しそれは納得する。
つまらなくはないが、少し風呂敷を広げ過ぎてるというのか、飛躍が止まらないというか。

それでも結局頼みの綱はジャッキー本人でしかなく、どこで何をしててもアクションはキレッキレ。

冒頭でマシンジムのセールスマンに臨時で雇われるがバランスボールやトランポリンの身のこなし、彼の体幹、凄すぎる。
この健康器具のデモンストレーションは恐ろしい。

と、幾度と起きる彼の身のこなしやアクション、派手なスタントを楽しむには申し分はない。
だけども、話の展開についていこうとするとさらに飛躍する。
もはや香港のみにとどまらず、イスタンブールにまで。

この映画を選んだ理由、キャストにビビアンスーが名を連ねてる。これは観るしかないと思って。

これがまたなかなか出てこない。
やっと出てきた時の透明感はスゴい、ホント可愛い。そして、もっと使ってくれ、ビビアンスーという思いを終始感じざるを得ない。

そして、ジャッキーチェン、本作で“あきら100%”になってる。
恐るべきアクションスキルで“あきら100%”、なんか途中でチャレンジ失敗してるんじゃないかという際どい瞬間があるが、これぞ本場の最高速度のアクション&コメディ。

この映画は話の繋ぎ方、持っていき方が勿体無い。
ジャッキーのアクションセンスにおんぶにだっこは否めない。
場面が変わって少し話が進んでまったりするとジャッキーアクション、場面が変わって、、、の繰り返しになる構造。

だから、純粋に彼のアクションを観たければそこそこ満足はできる。
何ならビビアンスーが好きならそれだけで十分ではある。

けれど、映画として話の面白さやサスペンスを求めるならば、別の作品でも良いかもしれない。
ここまでの作品で彼が来るところまで来ているから、その先の進化に挑戦している意思はあるとは思う。

話のデカさと彼の活躍範囲は『M:I』シリーズのイーサンハント並みではあった。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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