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肉体の門のotomのレビュー・感想・評価

肉体の門(1964年製作の映画)
4.8
宍戸錠の『クッソー、いい身体してやがる...』が観たくて15年振りぐらい。戦争から生き残っても戦争の記憶を引きずり、戦後の混乱の中でも生きていかにゃならんって事でみんな汗ばみつつタフだわな。食うか食われるかの甘くない世界でパイ缶の甘さが見てるだけで際立つ。各種特撮に屠殺からの焼肉やら牧師を堕落させる等々、攻めてる清順。で、目の醒める様な色使い。戦時中の白黒世界の反動でああなってると何かのインタビューであった。故に説得力がある。で、女になってから可愛い緑ポジションの野川由美子。
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