MIDNIGHT

パットン大戦車軍団のMIDNIGHTのレビュー・感想・評価

パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)
5.0
WWⅡの名将ジョージ・パットンを、否定的な面と肯定的な面の両面で捉えた大傑作。

戦争映画の皮を被った、重厚でヒューマニックな伝記映画。

陰と陽、2つの観点からつぶさに描写することで、パットンという一人の人間のキャラクターが粒立ち、画面の中の彼には深い重みが宿っている。

戦争翼賛でも無く、否定でも無く、極めて中立的な立場の描写をしてくれるので、観ていてとてもが気持ち良かった。

こういう映画は貴重ですね。戦争映画は思想が付き物ですので…。
クリアな視点ってのは大事です。

戦闘描写も素晴らしいし、人物描写も最高。音楽もしかり。
強いて言うなら独軍の戦車が全く違うのが気になりますが、たいした問題じゃないです。
こんなに完成度の高い戦争映画そうそうありませんよ。必見の価値ありです

……にしても、邦題が『パットン大戦車軍団』って…。
そーゆう映画じゃないでしょーよ笑笑
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