WWⅡの名将ジョージ・パットンを、否定的な面と肯定的な面の両面で捉えた大傑作。
戦争映画の皮を被った、重厚でヒューマニックな伝記映画。
陰と陽、2つの観点からつぶさに描写することで、パットンという一人の人間のキャラクターが粒立ち、画面の中の彼には深い重みが宿っている。
戦争翼賛でも無く、否定でも無く、極めて中立的な立場の描写をしてくれるので、観ていてとてもが気持ち良かった。
こういう映画は貴重ですね。戦争映画は思想が付き物ですので…。
クリアな視点ってのは大事です。
戦闘描写も素晴らしいし、人物描写も最高。音楽もしかり。
強いて言うなら独軍の戦車が全く違うのが気になりますが、たいした問題じゃないです。
こんなに完成度の高い戦争映画そうそうありませんよ。必見の価値ありです
……にしても、邦題が『パットン大戦車軍団』って…。
そーゆう映画じゃないでしょーよ笑笑