ゆんぶりっく

クレイジーズのゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

クレイジーズ(2010年製作の映画)
3.2
ジョージ・A・ロメロの初期作のリメイクであらすじはほぼほぼ同じ。
ただし前作ではゴチャゴチャしていた登場人物をスッキリさせたおかげで、すっごい見やすい!分かりやすい!
シンプルなパンデミックムービーとして仕上げていますが…逆に特徴のない作品になっちゃったな…

オリジナルの「クレイジーズ」よりは好きでした。前作の軍人が雑魚すぎる問題も解決してましたし。
草野球中に(作中上は)初の感染者が現れて主人公である保安官が射殺。
そこからどんどんと感染が拡大していって…と言う流れは良かったですし、隔離された主人公の妻が感染者に三又の農具で殺されそうになるシーンなんかは結構ハラハラしましたよ。
しかしその後は同じような展開と、特徴のない感染者たちとの攻防の繰り返しで飽きてしました。

身重の妻と主人公が何かと別行動
→妻、捕まる
→主人公が助ける
を何回繰り返すのよ…もう良いって…

感染者は倫理観が崩壊していたり、殺人衝動を抑えられなくなるものの理性はあると言う設定なのに、出てくるやつが大体没個性的なやつばかりなのも残念。
もちろん校長や、自分と因縁がある一家やら、パンデミック前に関係がある人間がウイルスのせいで殺しに来るってのは良かったんですが、個人的にはもう少し生前の職業やらルーティンを踏襲する狂い方を見せるやつ(デッドライジングのサイコパス生存者みたいなノリのやつ)が出てきたりしたらテンション上がるのにな〜とは思いました…
まぁそんなんしたら作品のテイストが変わりすぎちゃうってのは重々承知なんですけども…
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