プレコップ

野のユリのプレコップのレビュー・感想・評価

野のユリ(1963年製作の映画)
2.8
なんで感動作扱いされてるのかよくわからない一作。

シスターマザーの図々しさは論外として街の人々も「良い人げ」な感じで好きじゃないし、むしろ田舎の悪いところが出てる気がする。シドニー・ポワチエがぐう聖だから成立しているだけの「良い話げ」なファンタジー。

「ヒトラー」や「奴隷制」を安易に利用しており、感動作どころか少し不快感すらある作品。こういうのがブラックスプロイテーションに淘汰される歴史の流れは必然だと感じさせる。とはいえ、シドニー・ポワチエのオスカー受賞はマイルストーンであり、実際に観ても軽快なパフォーマンスは良かった。
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