おらんだ

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のおらんだのレビュー・感想・評価

3.0
のび太はジャイアンやスネ夫に「牧場を持っている」と嘘をついてしまい、困り果てていた。すると、そこへドラえもんが未来のデパートの福引で当たった小惑星引換券を持ち帰ってくる。のび太は、その内の1つに牧場や街を作り、命の宿ったおもちゃ達を住まわせる。

んー…σ^_^;
シリーズの他の作品と比べると見劣りする。というのも、子供向けの作品にしてはメッセージ性が強すぎると思うんです。

メインテーマは「環境の保全」。重機の排ガスを撒き散らし、森林を切り拓いて惑星を開発していたのび太達が戒められたり、天罰とでも言わんばかりのタイミングで洪水が起きたりと、「自然を大切に。でないとしっぺ返しを喰らうぞ。」みたいな直接的で極論的なメッセージがシーンのあちらこちらに。ゲンナリ。

そして、一番の難点はオリキャラが好きになれない。豚は地味だし、牛と羊は偉そうだし、猿はムカつくし。全体的に可愛らしさが控えめだし。
ただ、敵役の熊虎鬼五郎はなかなか良かった。コメディパートも担当しつつ、悪役としてはブレないクズっぷり。それが「ホクロ」という異質の存在をより際立たせていたと思う。

「トイストーリー」に二年遅れて公開されたこの映画。当時子供だった私は正直、「同じおもちゃが動くヤツでも、トイストーリーの方が面白いな」と思ったのを覚えている。今日久しぶりに鑑賞。感想に変わりはありませんでした。
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