普段の私なら絶対に見ないであろう、パリ、オペラ座のバレエ団のドキュメンタリー映画です。
ママ友の一人の方が「娘がバレエをする事になったんだけど、何か素敵な映画とか知らない？」と聞かれて思い浮かんだのが、この「エトワール」でした。（同名異作のホラーも浮かんだんだけどね^^;）彼女に教えてから1ヶ月もしないうちに、wowowでこの映画をやる事が判り、彼女の為に録画する事に。
いやぁ、噂には聞いていましたが、凄い世界の話でした。実話なだけに迫力も凄いです。
タイトルのEtoilesは直訳すると「星」なのだそうですが、ここで言うのはオペラ座の中で最上級クラスの踊り手を指す言葉だそうで、ほんの幼稚園児の頃からこの「エトワール」を目指して日々鍛錬を積む姿に、何事にも真剣に取り組まなかった私は、圧倒されるばかりです。
文字通り人生を賭けてバレエに取り組むのですが、このオペラ座の付属バレエ学校（宝塚音楽学校のようなもの？？？）の生徒さんはバカロレアにも合格しているのである！まさに文舞両道！！
校長曰く「ダンサーはいつ何時、事故や怪我で踊れなくなるかもしれない。その時にバレエしかないのでは悲しいことです」はぁぁぁぁ･･･恐れ入りやした。
そして、このバレエ学校を卒業したからと言って100％がオペラ座の団員になれる訳ではないのです。
そしてなれたとしても、最下位のクラスから徐々に上へと這い上がっていくのですが･･･やはり女性ですから、途中で主婦に幸せを見出す人、出産をしても続ける人、そして恋愛そのものを諦める人、人生色々です。
諦めると言っても定年が40歳なので、定年後じっくり女性としての人生を味わう事も可能です（笑）
人生長いんだから、こんなに若い時に濃縮された経験をするのも、悪くはないのかも
