上海十月

おいしい結婚の上海十月のレビュー・感想・評価

おいしい結婚(1991年製作の映画)
2.7
中年男3人がかつてのマドンナの娘に見合い写真をもってくるところから、なんか小津みたいだなと。「秋日和」をモチーフに作ったとどっかで読んだことがある。91年バブル崩壊前の日本を懐かしく見ることができる。ここまで来ると時代劇に見える。斉藤由貴は、当時のトップアイドルであり大森一樹、森田芳光、相米慎二作品にでている東宝一押しの女優であったんだなと思うが、今見てるとあんまりかわいくない。日芸の後輩だからか爆笑問題がでてくるのが嬉しい。しかし話となると当時の結婚観を描いた作品で120分近いのを見せられるには、無理がある。個人的には、80分から90分の映画でやるべきかな。ところどころの森田流のさめたユーモアが懐かしい。もう森田芳光はいないんだとあらためて気づかされる。映画は、面白くないが、悲しい気分になりますね。最後にASKAの「始まりはいつも雨」がエンディングにかかりクスリで逮捕と時の流れを感じますね。
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