ブロオー

ドライヴのブロオーのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
4.5
2回目の鑑賞。
日本語吹き替え版で観ました。ずっと低音が響いていて、拍動を思わせる感じが素晴らしいし、色合いもいい。ホットラインマイアミはかなりここから影響を受けていたのだと改めて分かった。
音楽の使い方もいい。ライアン・ゴズリングとキャリー・マリガンの演技がほんとうによくて、息遣いと呼吸して上下する肩と胸は、言葉がなくてもひしひしと緊張感が伝わってくる。
100分とは思えないほど長く感じて、驚いた。ブルーレイの特典についていたレフン監督のインタビューも観たが、撮影期間7週間で順撮りで撮ったと言っていたので、それもいい影響だったのかもしれない。描かれている時間はほんとうに短くて、それがなおのこと切ない。幻想的にも思われた。