黒羊

青春の門の黒羊のレビュー・感想・評価

青春の門(1981年製作の映画)
3.7
青春の門(1981)

戦中の福岡、筑豊の炭鉱の英雄「登り蜘蛛」の伊吹重蔵(菅原文太)の息子として生まれた信介(青年時・佐藤浩市)。幼い頃に義母のタエ(松坂慶子)と父重蔵が敵対していた竜五郎(若山富三郎)と一騎打ちを目撃していた。

主人公の信介は幼少期から両親の夜の営みを身近に感じてしまったので…ちょっと性的思考がバグりまくってて爆笑!

幼少期は両親の営み目撃後、幼馴染の近所に住む女の子「織江」に自分の抜けた歯を股に入れたり、炭鉱で働く朝鮮人の金さんと母タエが「普通に」親しくしてても脳内で即わっしょいシーンを想像(無駄にシーンあり)するし、中学時についうっかり美人先生の着替えシーン目撃のラッキースケベに遭遇したら即織江(杉田かおる)の元へ行き、押し倒し着衣のままキャノンを擦り付けて発射。

高校生になってラッキースケベの神に愛された信介は美人先生が同僚の先生、石田純一とわっしょいしている所を目撃。お前のラキスケ運すげーな!

やっぱりその瞬間に美人先生と自分のわっしょいシーンに転換(勿論シーンあり)。
それでスッキリすると思いきや、「こんな時はやっぱり織江に!」と織江の元へダッシュするも織江は地元にいなく都会のキャバレー勤務。やっぱり即キャバレーへ。金はどないなってんねん…
ほんでキャバ嬢しながらラブホ(当時は旅館)の常連()になっていた織江に筆下ろしさせて貰い、無事童貞卒業。めだたしめでたし信介ちゃん…

っておいwww

なんやねん!ジャケットのリアル感漂う昭和の激しい人間生き様ドラマかと思いきや、なんか顔つきがサミュエルLジャクソン叔父貴に似てるゴリ顔の若き佐藤浩市のエロ歴史ドラマになっとるやないかーい!

ラストスケベは、佐藤浩市は義母松坂慶子のおつぱいまでも愛でて、無事オール女性キャラとスケベ達成と感無量ですね!これがデビュー作なんやから…恐ろしいゴリ顔俳優ですぜ。

菅原文太と若山富三郎のバトルシーンや、気丈に女一人で息子を育てる母タエ、朝鮮人炭鉱夫からあの悪名高き「朝鮮進駐軍」のボスになった渡瀬恒彦のキャラも良かったので、信介ちゃんのスケベよりもっと大人達のドラマやって欲しかったねぇ。

福岡から早稲田大学へ進学する信介ちゃんの話が次作「自立篇(1981版)」であるらしいので、ハーレムアニメの主人公並みな「歩くラッキースケベ」信介ちゃんのゴリ顔を拝みたいと思います。気が向いたら。
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