鍋山和弥

青春の門の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

青春の門(1981年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

炭坑の事故の時、『シンスケ』の父、『ジュウゾウ』は、敵対組織でも、朝鮮人でも、『山の者』という理由だけで、命をかけて、差別すること無く、助けた。『タエ』は、そんな『ジュウゾウ』の、人柄に、惚れ込み、息子、『シンスケ』を、人生をかけて、立派に、育て上げた。『シンスケ』は、その甲斐もあって、優しい青年に、育った。この時代は、日本の、悪い風習が、まだまだ残ってる時代。そんな中でも、朝鮮人を、差別すること無く、助ける姿の方こそ、日本人は、見習うべき。日本に、住んでるので、よく知ってるのだが、日本人は、周りと、同じであることで、安心する傾向にある。違いこそ、個人個人の、分かりやすい、プロフィールであるはずなのに、そのせいで、個性を、主張しない。日本は、古い文化でも、新しい文化でも、いい部分を、取り入れ、悪い部分を捨てることを、しなければ、文化は、進歩しない。朝鮮人をも助けた、『伊吹ジュウゾウ』に、学ぶことが、多いはず。周りと同じであることに、安心するのは、今の、日本人も、昔の、日本人も、変わらない。差別が、無くなれば、みんな、もっと、助け合えるはずだ。
鍋山和弥

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