このレビューはネタバレを含みます
①邦題『 once and forever 』永遠に
原題『 We Were Soldiers 』我々はかつて兵士だった
原作『 We Were Soldiers Once....And Young 』
メルギブ演じたハル・ムーア中佐とバリー・ペッパー演じるUPI通信社の記者だったジョー・ギャロウェイが共同執筆のノンフィクション小説
「敵も同じ人間であり、戦場だけの敵であったことを忘れはしない。永遠に」
ベトナム戦争を題材にした映画で、初めてベトナム側も描いた映画・・らしい。
②家族や恋人など残された人たちの物語も描かれているので、観る人によってはお涙頂戴映画と感じてしまうかも。
兵士視点の映画が多いなか、個人的には凄く良かった。
アメリカ兵にもベトナム兵にも、帰りを待つ愛する家族がいる事を感じられる。
「マデリーン・ストー」が逞しい上官の妻を熱演。この人は“意志が強い女”役が似合う。
③戦争映画の醍醐味である戦闘シーンも満足。
ベトナム軍の地の利を生かした人海戦術の恐怖。撃っても撃っても敵が湧いて出てくる。
ヘリと戦闘機による空爆シーンは迫力満点。因みにヘリ操縦士役で「グレッグ・キニア」
一番印象に残るのが、誤爆による大やけどの兵士。足を持とうとしたら肉が剥がれて骨が見える悲惨な場面。
結局、戦争映画って賛否が分かれる事が多いよね。
この映画もお涙頂戴や最後の方はアメリカ万歳にも見えるから。
私は映画館で観た時に涙してしまったし、メルギブが出ているから無条件で“賛”だけど(苦笑)
メルギブの“戦場には最初に降り立ち、最後に離れる”人望があって頼りになる“良き上官・良き夫・良きパパ”が良い。
2002/7/2 MOVIX三好
2016/2/25 CS