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シーラ号の謎のオーウェンのレビュー・感想・評価

シーラ号の謎(1973年製作の映画)
3.0
この映画「シーラ号の謎」は、俳優のアンソニー・パーキンスが脚本に参加したことでも有名な、犯人探しがメインとなっているミステリ映画だ。

妻を轢き逃げされたハリウッドの製作者ジェームズ・コバーンが、脚本家のリチャード・ベンジャミンとその妻ジョーン・ハケット、マネージャーのダイアン・キャノン、監督のジェームズ・メイスン、女優のラクエル・ウェルチとその夫イアン・マクシェーンの6人を南仏で豪華ヨットの旅に招待する。

轢き逃げの犯人を探すのが目的で、各人の過去のよからぬ行為を書いたメモを配布し、上陸した町で誰がその行為に該当するかの証拠を探すゲームを始める。

だが、このゲームが実際にどういうものなのか、観ていてもよくわからない。
ひとりよがりの展開が多く、この長い時間を占めるこの部分が、致命的な弱点になっていると思う。

そのため、ゲームの続きで古い大きな教会の廃墟へ全員が行き、当のジェームズ・コバーンが殺されるヤマ場も緊迫感が盛り上がらない。
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