naka

セデック・バレ 第二部 虹の橋のnakaのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

二部構成の後半。一部から引き続き、民族の誇り、支配される側の部族間対立とそれを利用する支配側の描写、そして原住民の役作りが素晴らしい。また、今作はゲリラ戦のアクションシーンが見所。
ただし、女性視点が物足りない。終盤がクドくて減点。どちら側に感情移入していいのか悩む。アメリカ製作のベトナム戦争映画を観ているような揺れる気持ち。どちらの視点にしろ日本人としては観ていて辛い。
今作の後に親日映画「KANO」の製作・脚本をしているこの監督のバランス感覚が好き。台湾東部を旅した際、親切にしてくれた原住民家族の漢人への不満を想い出す。
naka

naka