トルーマンバロウズ

LOVE GODのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

LOVE GOD(1997年製作の映画)
3.3
舞台はニューヨーク、とある精神病院が予算削減のためにほとんどの患者を強制退院させることにした。
この病院に入院していた青年ラルーはしかたなくスラム街のボロアパートで生活することにしたが・・・・。

精神病患者だらけの街を舞台にとある寄生虫によるパニックを描いたサイケなB級モンスターホラー映画。
全編通して映像がカオスかつサイケデリックなテイストに溢れていてまるで薬物中毒者が監督したかのようなかなり狂った映像の作品に仕上がっていた。
登場するモンスターはあからさまに着ぐるみやパペットな感じであったが、逆に作品のテイストに合っていてなおかつどいつもこいつも生理的にかなりグロテスクな見た目をしていてまるでトロマ映画に出てきそうな雰囲気があった笑
全体的に生理的に気色悪い描写が多いのでかなり賛否は別れそうだが、吐きだめの悪魔なんかが好きならわりと楽しめるであろう怪作であった。