パングロス

大巨獣ガッパのパングロスのレビュー・感想・評価

大巨獣ガッパ(1967年製作の映画)
2.3
◎南洋から連れ帰った巨大カラス天狗の子ども

1967年 カラー 日活 84分 35mm シネマスコープ

何だか、南太平洋に体験型リゾートを作って観光で大もうけしようと企む社長ってのは、(ちゃんと観てないからよう知らんけど)『ジュラシック・パーク』(1993年)あたりの先取りだとも言えそうだ。

勝手に、住民もいる南洋の島に闖入して、現地人に出逢うと、「あっ、人喰い人種だ」なんて言える立場じゃないと思うんだが‥‥

まぁ、そのエイホ、エイホと輪になって裸で踊る現地人の皆さんも、日本人が身体中に炭塗っただけなんで、目くじら立てても詮ないわけではあるが‥‥

その現地人曰くのガッパ、カラス天狗か、河童か、巨大鳥類か、はたまた爬虫類か、劇中でもよく分からんてなセリフもあったが、最初海中から出たと思ったら、洞窟の奥に潜んでいたりと、移動ルートもよう分からん。

子ガッパがはじめ這いつくばっていたのは、中に人が入ってノソノソやってたのか知らん。

若い山本陽子が(ほとんど現在と変わらない風貌で)登場するので不思議な感じだ。

結局、美樹克彦が歌う主題歌「大巨獣ガッパ」がいちばん力がこもっていたような‥‥



シネ・ヌーヴォ定番の超大怪獣大特撮大全集の第12回。
『フランキーの宇宙人』と本作の二本立て。
終映後、『ガッパ』にオベリスク島の少年サキ役で出演されていた町田政則さんのトークショーがあった(MCは作家の馬場卓也さん)。

《参考》
*1 大巨獣ガッパ
(だいきょじゅうがっぱ)
日活特撮陣が技術の粋を集め、自信をもって放つ特撮怪獣映画第1弾!大巨獣ガッパ親子の愛情と日本各地での暴れぶりを描く痛快娯楽巨篇。
www.nikkatsu.com/movie/20985.html

*2 「大巨獣ガッパ」で検索
ja.m.wikipedia.org/wiki/

*3 ポンコツ映画愛護協会
『大巨獣ガッパ』:1967、日本
(観賞日:2013年8月23日)
www1.kcn.ne.jp/~pop/spcpm/j14t/daikyojyuu_gappa.html

《公式サイト》
tdcast.exblog.jp/238362030/
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