このレビューはネタバレを含みます
クリストファーノーランの弟の小説を映画化したもの。
逆再生カラー映像とそのままストーリーが進むモノクロ映像、2つの時系列で話が進んでいく。
時系列バラバラ系が苦手な人は伏線とか覚えるのが難しいかもしれないけど、物語のラスト(時系列的にはちょうど中盤)で真実が分かるのが気持ち良い、とてもよくできたストーリー構成。
妻殺害の復讐が既に済んでいるにも関わらず、新しいジョン・G(めちゃありきたりな名前なのもまた良き)を永遠と追い続けて、探し出して、殺す。
まるで記憶障害の殺人鬼のよう。もし実在していたらとても怖い。
周りの人間(ナタリー、テディ)も主人公が記憶障害持ちだと分かった上で利用している、悪人…
視聴している時は助けてくれているように感じてしまうからまた不思議と怖い。
記憶と記録は違う。と思い知らされました。