このレビューはネタバレを含みます
彼女の不自由なところを利用して騙した。そのことも全部全部彼女は実は知っていた、っていうのが現実なのだけれど、騙すって単に一つの意味しか持っているわけでないけれど、騙した、って言うとみんな嫌な顔になるだろうしいい気ははしないと思う、けどこの騙した、は嫌な顔になるどころか暖かくて幸せな気持ちになる騙した、だった。
見せかけのホンモノなんかよりずっといいって思った。
みんなが過ごした時間は紛れもなく、至福のときだった。
彼女がもらったニセモノはホンモノに敵わないくらい価値のあるものだと思う。