サーフ

裸の銃を持つ男2 1/2のサーフのレビュー・感想・評価

裸の銃を持つ男2 1/2(1991年製作の映画)
3.8
とにかくふざけ倒すでお馴染みのレスリー・ニールセン主演「裸の銃を持つ男」シリーズの第2作目。

ある日、エネルギー政策の新提案を目前に控えていた博士の研究所が爆破される事件が発生する。
現場で主人公のトレビンは元カノのジェーンと再会。だが彼女には石油会社社長という新しい恋人が。
だがこの石油会社の社長と言うのが爆破事件に大きく関わっており、それを知ったトレビンは陰謀の解明に乗り出すというのが大まかなストーリー。

前作に引き続き、とにかく下らなくて最高。一応ストーリー書いたけどこんなの有って無い様なもん。
1分に1,2回はギャグ挟まないと死んでしまうのかポンポンポンポンと放り込まれる小から大様々な規模のギャグがなんとも小気味いい。
ただ余りにも繰り出されるギャグの手数が多いのでちょっと油断してると2,3個のギャグは見逃す事必至。1画面に3ネタぐらい同時に展開される時もある。
当時の最新映画の「ゴースト ニューヨークの幻」のパロディもあったりとネタのバリエーションも豊富。

ギャグ多いけどクドさが全然なく、寧ろスマートさを感じさせるのは作り手のバランス感覚かなり優れてるんだろうなと思う。主人公もずっとバカバカしい事してるんだけど、洗練されたバカバカしさと言える。

安定して面白いけど1作目よりかは全体的な勢いはない。パワーダウン感は否めないけどそれでも作品のクオリティは高め。

個人的にはアメリカのコメディ映画の中ではこの「裸の銃を持つ男」シリーズが一番好き。リーアム・ニーソン主演でリメイクも製作中との事でそちらもめちゃ楽しみ。
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