オカルト博士

ATMのオカルト博士のレビュー・感想・評価

ATM(2012年製作の映画)
3.4
3人の若者が深夜のATMに閉じ込められる話。これ思ってた感じではなかったですが、シチュエ-ション作品としてはなかなか面白かったです。これだけ低予算ぽい舞台でこの内容なら充分の出来だと思います。

まず、若者3人のキャラが良い。
キャラの確立が序盤で出来てます。

主人公の男性は、今日で会社を辞める憧れの女性に声をかけていい感触をつかみ、帰りに車で送ろうとします。二人きりで帰りたかったんですが、しつこい同僚の男性も送る事になります。この同僚が腹がへってピザを買いたいからATMに寄ってくれといいます。そして用事をすまし3人がATMから出ようとすると外に怪しくて危険な雰囲気の男が立ってるんです。3人は恐怖でATMから出られません。とゆうチ-プ感が漂うような内容です。ところが緊迫感はあって好きな展開でした。

まず、外に怪しい男が一人立っていますが、こちら(ATM内)には3人。何故、逃げない?逃げたら行けるやろ?と思われますが…これについてはたぶん~こっちには女性が居るとゆう事だと思います。これが男2人だと走って逃げてたと思いますよ。3人がいっせいに逃げても女性が捕まる可能性大ですよね。現に男2人が走って逃げようか?と言ってた時に、この女性は「私は嫌よ、ここで朝まで待つわ」と言ってました。ここから出れば自分が捕まるのは予測してたのでしょうね。

犯人(外の男)がさまざまなトラップを仕掛けてきて若者たちが追い詰められます。後半での、なんとかATM内の警報機を鳴らそうとする若者たちの原始的なやり方もなんだか好きですね。

で結局、犯人のキャラ設定や紹介が投げ棄てな感じはどうもすっきりしなくて駄目でしたが…シチュエ-ション作品好きな方にはオススメします。