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口裂け女 リターンズのSameのレビュー・感想・評価

口裂け女 リターンズ(2012年製作の映画)
2.4
これが『口裂け女』、『口裂け女2』の続編なのか、何がリターンズなのかよくわかりませんが、口裂け女シリーズの一本です。
今作は『ミートボールマシン』の山本監督作品です。の割にはと言っては申し訳ないですけど小粒で適当です笑
なので適当にネタバレしつつ書いていきますのでお気をつけて。

あらすじ
民俗学を専攻している大学院生の愛理は友人3人と、とある村へ旅行にやってきていた。この村には生き神様が祀られており、この時期に行われるという祭りを見にきたのだ。
宿に泊まった夜、宿の宴会場で村人が集まって会合をしているのを覗いた愛理は、自分たちが生き神様の生贄の供物であることを知る。この村の生き神様はレイコ様と呼ばれる口が耳まで裂けた女だった…

今作の口裂け女は、裂けてるというか歯が剥き出しになっており、その歯の後ろから演者の歯が見えてるという適当特撮笑
おい、ミートボールマシンの頃の情熱はどこいったよ笑

話はまあ、逃げ出した愛理、うっかり愛理の友人が逃した口裂け女、村人が行ったり来たりわちゃわちゃするだけです笑
今作の口裂け女は御多分に洩れず腕をもいだりするパワー系ですけど、ハサミは使わないんだね。
序盤こそ「私キレイ?」と聞いていたんですけど(村のために裂けた口で災いを食べていたら醜くなってしまったので、村人に尋ねて回っているという言い伝えがあるが、今作に出てくる口裂け女はただ人を襲う怪物にしか見えない)、後半は「ねえ、私キレイだよね?」ってちょっと自信なさげになってて悲しいですね。
この村には口裂け女をコントロールする、生き神様使いがいて、変な甲冑を着てママチャリで登場。臭い息を吐いて口裂け女を麻痺させ、キャシャーンみたいな口枷をはめて捕獲します。こいつのキャラをはじめ、妙に芸人みたいなクセ強村人とか、お笑いパートが滑りまくっていて、こんなんいる?もっと真面目にやって変な方が面白いのに。

この村はどうやら常に口裂け女が誕生する呪いにかけられており、口が裂けて生まれてくる先天性口裂け女もいれば、事故で口が裂けてしまう後天性口裂け女もいるんですけど、みんな一様に理性を失いパワー系の生き神様になるみたい。なんでやねん。
その1人が街に逃げ出して、都市伝説となったという。

それはそうと、パッケージで盛大にネタバレしてんだけど!生き神使いとの一騎打ちで口の片側を裂かれてしまった愛理は、半口裂け女として、口裂け女ハンターになるわけですけど、それは最後にわかるからかっこいいのでは?

主演が演技も大してできない元AKBの大堀恵って時点で、適当な低予算ホラーなのはわかるので、もとより期待はしてませんけど、せっかくなら血しぶき吹きまくる阿鼻叫喚にしてくれたらもっと面白かったのに。設定自体は嫌いじゃなかったですよ
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