cinemoiselle

コクリコ坂からのcinemoiselleのレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
4.0
戦争で父親を失い、祖母の家を切り盛りする少女の姿を通して、戦後復興期の日本を描いたアニメーション映画。全体的に、この時代を生きた人たちが昔を懐かしむようなつくりになっているので、退屈してしまうところは多いのですが、物語が動くようになる後半からは興味を持って見ていられるようになりました。落ち着いた日常や活気のある学校生活の陰に隠れているものの、戦争が残した傷痕は確かに存在していて、物悲しさが漂います。終わってみれば、いい映画だったと感じられる作品でした。
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