ホイットモア大統領

ブラッド・パラダイスのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ブラッド・パラダイス(2006年製作の映画)
3.5
ド真ん中150km/hドストレートな王道スリラーでしたが、面白かったです。

本作の前年に『ホステル』が公開されているので、その影響下の製作であることは間違い無いと思います。
そこに、ジョン・ストックウェル監督が前作『イントゥ・ザ・ブルー』で培った潜水とサスペンス演出を取り入れたのが本作。

そのストックウェル監督、フィルモグラフィーを見たら本作の前後5年で撮った映画の内、5分の4が水着美女が出てくる作品なので、撮影がよほど楽しかったんだろうなと想像しました笑

舞台はブラジル。晴れやかな空☀️に綺麗な海🏖、に加えて美男美女、これだけでとりあえずスコアUP笑

主人公はこの後『トランスフォーマー』に出演してブレイクする、ジョシュ・デュアメル。この頃はポストポール・ウォーカーな雰囲気を醸してたけど、いつの間にか消えちゃいましたね…。
メリッサ・ジョージも同様…。そして、オリヴィア・ワイルドも良い役者さんなのに…と思ったら、『リチャード・ジュエル』で復活してきてビックリ!2人の役名、「ブルー」と「ビー」の響きはかなり良き。

題材の割にグロは少なめだけど、主人公たちがほぼ全裸に近く、周りが相手のテリトリーであるジャングルだったのも、武器なし逃げ場なしの悪条件、映画としては好条件で、サスペンスとして楽しめました。
その他、まさかのヘリで登場するボスのボス感と、明らかに顔に「良い奴」と出てるキコさんも良かったです。メタルバンドAngraの元ギタリストで、現Megadethのキコ・ルーレイロさんもブラジル出身だし、向こうでのキコさんは普通の名前なのかな?

何にせよ『ミッドサマー』然り、見知らぬ地への旅行と、交通の便が悪いところでの酒!ドラッグ!SEX!は止めときましょう、という教訓が得られます。