ある所に古ぼけた屋敷があった。
そこには祖母、父、母、息子のベビーキョンシーの4体のキョンシーが眠っていたのだが、息子の姿が無い。
また勝手に出かけたのだと考えた親たちは子供を捜すべく息子の足取りを探す。
悪徳道士の陰謀を打ち破る、ベビーキョンシーと青年の友情物語。
香港系のキョンシー映画にしては珍しくホラーっぽくないキョンシー作品です。
どちらかと言うと、台湾製キョンシー映画に近い造りとなっている。
ただちょっとだけ違うのが、よくある子供たちとの友情を描いた作品ではなく、大人との友情を描いた作品ってことかな。
ブームに便乗しようとする下心が丸見えな珍作ですが、製作はなんとあのロー・ウェイ。
よくよく見るとトン・ピョウなど、キャストやスタッフにジャッキー映画にゆかりのある人物が多く見えます。
ジャッキーに去られ、どうにかブームに乗ろうと四苦八苦している彼の姿を想像すると、なんだか笑えてきます。
ちなみに祖母キョンシー役は黎強權。
ジャッキー・チェン主演の『ポリス・ストーリー2』のアパアパの爆弾魔が有名ですかね。
そのわりに激しいアクションがあるわけでもないのが残念なところ。