冒頭のオウムの扱いから「当たり」を確信。英国コメディの飄々とした格調やウィットの中に、どことなくおフランスなユルいノリやエスプリを感じると思っていたら、何のことはない、フレンチ・コメディのリメイクだったでござる。
よくよく考えたら貴重なビル・ナイのラブシーン。恋するビル・ナイ。恋におちたビル・ナイ。彼ならではのチャームが全編にハジけ飛んでいて微笑ましい。
個人的に昔から顔つきが不快だったエミリー・ブラントは、ムカつくキャラで適役。マーティン・フリーマンのいかがわしさも鈍く光っていて、芸達者ぶりを感じさせる。
あと、デブの用心棒、どこかで見た愛嬌と哀愁だと思ってたら、『ラブ・アクチュアリー』のビル・ナイの相方(マネジャー)だった。