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ショーン・オブ・ザ・デッドのNのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

一番かわいそうなのデービット説。

てっきりゾンビコメディ映画かと思ってたら、思いの外ちゃんとしたストーリーでビックリ。

社会人として日々働きつつも悪友と遊び、いつものパブで過ごす、恋人に叱咤され変わろうと思っても結局変われないショーン。
いつまで経っても大人になれない感じは、自分の大学卒業後の時を思い出して共感してしまった。

ゾンビ物ではあるものの、不和な義父との和解や、母親や悪友からの自立といったショーンの成長。
そして、立場が変わっても変わらない友人との関係、恋人と過ごす変わらない毎日も素敵よね、という事を伝えてくるストーリーは面白かった。
サイモンペッグ凄いなぁ。

終始笑いっぱなしという訳ではないが、所々でクスッとさせてくれる。
その中でもQueenのドントストップミーナウに合わせて店主を殴るところは最高。
殴り方がコントでしかなくて笑う。
音ハメと選曲センスは流石のエドガーライト。

エドのキャラは映画の中では足をひっぱる要員でしかないんだけど、おそらく自分の身近にいたら、くだらない事で笑い合える憎めない奴なんだろうと思う。

デービット、優柔不断ではあるが言ってることはゾンビ映画としてはある程度正しいのに、皆に責められるわ、最期は腹かっぴらからて内臓バリバリ喰われて死ぬわで、この映画の中で一番かわいそうなキャラで笑った。

ラストのゾンビの頭を潰すって暴力的過ぎるよね、それよりゾンビと共生していこうよって終わり方も他のゾンビ映画を皮肉ってて好き。

2024 278
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