カカオ

アメリカを売った男のカカオのレビュー・感想・評価

アメリカを売った男(2007年製作の映画)
3.4
長年FBIに在籍し、ロシアへ情報を流していたスパイを逮捕するまでの実話。実話であるからなのか派手なアクションは無い。それでも、面白いと思える作品でした。


プライベートを犠牲にしての捜査、妻にも気付かれてはいけない。詳しく説明できないことから、ぎこちない空気が漂う。様々な葛藤がある中、目的を遂行する。









クリス・クーパー、
冷徹で慎重、疑り深く、神への祈りを大切にする男。見事に好演しておりました。本作品は彼の演技で成り立っていると思える。

ライアン・フィリップ、
妻を愛し、自信過剰で頭が良い一方で顔に感情が表れやすい男。彼の機転で国家が救われた仕上がりが良い。出世が約束されているのに辞めてしまうのか。家庭を大切にしたい勇気ある決断だ。

ローラ・リニー、
私の中で「ロレンツォのオイル」や「目撃」で好印象な女優。本作品では、もっと辛辣で意地悪な上司の姿を見せても良かったと思う。
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