12歳のアリスは母親から疎まれ、妹のカレンばかり溺愛する日常に不満を抱き、大人に反抗的な態度を取りまくりカレンをいじめていた。ある日教会での行事の日、何者かにカレンが絞殺されて燃やされるという痛ましい事件が起こる。黄色いレインコートに奇妙なマスクをつけた小柄なその犯人は他のアリスの家族も標的にするのだが、犯人の目的は何なのだろうか…？な話
YouTube映画紹介の「あなたが見たことないであろうホラー映画ランキング」にランクインしてた1977年のスラッシャースリラー。このランキングのタイトル通り見たことなかったけど、おもろい！！約50年前の映画なのに今見ても十分面白いなんて、こんなことありまっか？つい5年前にようやくDVD化されたらしくMark数はそこまで無いというのがもったいないほど、見て良かった…と思わせてくれる鑑賞後感でした。あと、ブルック・シールズのデビュー作らしい（そんなに知らんけど）
家庭環境の問題により異常性を際立たせたアリスの立ち振る舞いと、黄色いレインコートにフードをかぶり青いアイシャドウに口紅が塗られたプラスチックのマスクをつけてでかい包丁を振り回す残虐性がマッチしており、超常現象ではない今自分に降りかかるかもしれない身近さが恐怖を倍増させる手助けになっておりました。前触れ無くいきなり刺してくるドライヴ感と刺された人のリアクションは素晴らしい！宗教的観念も浮き彫りにしながらラストに近づくほど緊張感が高まるストーリーテリングはかなりお見事で、その中で巻き起こる衝撃的な結末は「ジョーカー」を思い出させるほどウワーーーーッ！！と叫びたくなる感がありました（言い過ぎか？）
人間関係が少し説明不足かつ顔が似てる人が多く、ながら見をするとよく分からなくなりそうだったので腰を据えてしっかり見るとよいかと思います。気になったら是非TSUTAYAディスカスで配達してもらってくださいね（配信がない＋不要不急の外出の控え）
