継

ミラノカリブロ9の継のレビュー・感想・評価

ミラノカリブロ9(1972年製作の映画)
3.0
映画の冒頭, 反復するストリングスから一転してドラム, フルート, ギターが暴れ出す瞬間のカタルシス!
ブツの受け渡し~そのオチまでのシークエンスを沸騰させる劇伴, オザンナの “Preludio” がスリル満点💯。

出所した男が辿る顛末.
消えた組織の金💰️を巡って疑惑と思惑が交錯するストーリー。

【タランティーノが師と仰ぐB級ギャング映画の巨匠の初期作品】 という宣伝コピー。
初Amazonプライム🎊でしたが、序盤で字幕の不手際が明らかに(>_<)。
会話の数箇所で字幕が無く, 前後関係から内容を推測しなきゃなんないんだけど、冒頭から徐々にトーンダウンしていくストーリーにそうまでして読み取ってやろうって気にもなれず😹。
プログレにしては粗い, Bastroみたいなザックザクなギター🎸が異彩を放つ,“オザンナ使う映画って, どんな映画だよ?” ってハードル上げ過ぎたかもしれない。
宣伝コピーの“B級”と“初期”が、観終えると太字で見えてくるような、そんな作品でした。

タランティーノの映画が面白いのは、監督の才に恵まれながら同時に映画を観る・楽しむプロだからなんじゃ?って思うんですよネ。スゲェ楽しく観てそうじゃないですか(^^)なんなら映画観てるタランティーノのリアクションを画面の隅にフリップで映して見たいな, みたいな。
邦画含めそれこそ星の数ほど本数を観て, 独自の審美眼を磨きまくって今作みたいにあんまり面白くないm(__)m映画もきっと “コレ惜しいな” とか “自分ならもっと…” 的に咀嚼して(反面教)師と仰いで自家薬籠中にモノにして自作の肥やしにしてるんだろうな...なんて、観ながら考えたり🤔

何てことないシーンを劇伴でグイッとアゲる⤴️冒頭。タランティーノのリアクションが目に浮かぶようデシタ( ≧∀≦)ノ!
継