救済P

遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ 光のピラミッドの救済Pのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

遊戯王映画2作目。遊戯王デュエルモンスターズ映画1作目。

作画は良くないしラストは蛇足だが見せ場はあり面白くなくはない。

海馬にデュエリストキングである遊戯への勝利を取るか、真のデュエリストとしての誇りをとるか選択が迫られる。【光のピラミッド】を破壊することで、遊戯への固執以上に真のデュエリストであることを選んだ海馬の選択はアツく、また海馬のカードを使うことで勝利へとつながった遊戯vsアヌビス戦もよかった。

しかし、作画がよくないので全体的にデュエルに迫力はなく、モンスターも魅力的に写らなかった。特に海馬と、神のカードの召喚シーンはかなり魅力を欠いていた。
ラストのリアルファイトは蛇足でなにがしたいのかわからない。デュエルの勝利で綺麗に終わってほしかった。
またいくつかの点で矛盾を含む。
・城之内のデュエルでなぜか先行1ターン目にダイレクトアタックされている
・未完成の千年パズルを指して用いていたはずの「見えるんだけど見たことないもの」というフレーズが、「友情」を指す文脈で用いられている。正しくは「見えるけど見えないもの」
・【異次元からの帰還】を発動して神を特殊召喚したため遊戯のライフは100から50に半減しているはずだがデュエルディスクではライフ100表記から変わっていない
・神のカードが日本語
他、細かいことを言うと遊戯さんのプレイングに情報アドバンテージが考慮されていなかったりスフィンクスの効果が不明瞭などツッコミどころが多い。

しかし全体的にみると面白かった。デュエルの最後のほうはもはやノリでなぞに攻撃力35000になったりオシリスとラーを纏って殴ったりとやりたい放題。誤植の件はかなり遺憾だが見ても損はない作品。
救済P

救済P