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クレイジー・ママのotomのレビュー・感想・評価

クレイジー・ママ(1975年製作の映画)
4.4
初期ジョナサン・デミ×ロジャー・コーマンって事で、そんな感じの匂いはある。'30年代にアーカンソーの農場を差し押さえられて、'50年代終わりに逆『怒りの葡萄』状態で舞い戻る大枠はとても良い。銀行ほかの巨大な敵にやられた昔から、今度はやり返すってのも面白いんだけど、少々とっ散らかってる印象。故郷に戻ったらカリフォルニアと似た具合に発展してる悲壮感は良いとこ突いてる。家族が減り、新たに増えた家族と共に生きていくと結末も無駄に原作の『怒りの葡萄』を踏襲してる感じで評価する。で、1958年にはない曲がいっぱい流れる。
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