麻衣

ル・アーヴルの靴みがきの麻衣のレビュー・感想・評価

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
-
日芸映画祭で逃したのでDVDを購入。今カウリスマキ作品の多くがサブスクで観られるけど、このくらいの代金は払って観るべきだよね、なんかすみませんねの気持ちになってる。
la vie de bohemeしていたあのマルクス・マルセルが難民の少年を助けようと奔走する。「雑文を書くと内輪ではウケた」という言葉にマッティ・ペロンパーとカリ・ヴァーナネンの顔が浮かび、ほっこり。ミミを演じていたイヴリーヌ・ディディやカウリスマキ作品常連エリナ・サロがマルセルを手助け。他にも、同じミミという名前の女性が登場するなど嬉しい記憶の振り返り。こっそり警察にチクるジャン=ピエール・レオ。そういう役がとってもお似合い。カティ・オウティネンがマルセルを悲しませまいとついた健気な嘘。ジャン=ピエール・ダルッサンの隠しきれない優しさ。全部良い。
麻衣

麻衣