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驚異の透明人間のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

驚異の透明人間(1960年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

たとえば怪獣にしても画面外にいるとし襲われる側の一人芝居で全編みせないでということもできる。でもそれを低予算と馬鹿にしてはいけない。そうすることでどんな姿なんだとか本当に怪獣っているのかとかメタな問いを観客につきつけることもできる。しかしそれにはそれ相当な。シカケ。を要求される。そこで本作。大団円がまさかの核爆発。よって死体が残っていないのかみえないのかそれがわからないし想像に。ハドメ。がかからない。もしかしたら生きているのでは。という滅法こわい怪談に意図的にかどうか結果なってしまっている。ラストカット。博士は観客の。ワタシ。に話しかけているのか。それとも。ワタシ。の背後に立ってまだ生きている文字どおり。驚異の透明人間。に話しかけているのか。その肩ごしの博士のカメラ目線のその先をふりかえるのがこわい。
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