りょーこ

JIGSAW ザ・リアリティショーのりょーこのレビュー・感想・評価

1.5
TSUTAYAに並んだJIGSAWシリーズの1つ。
別に『SAW』とは何の関係も無く、内容も到底及ばない作品From ロシア。

使い古されたシチュエーションスリラーで、グロさもハラハラ感も無い、"退屈"の一言に尽きる作品でした。



リアリティショーに参加する10人の男女は、山奥にあるかつてのボーイスカウトのキャンプ場に連れて来られた。
ここで2ヶ月過ごし、勝者には賞金100万ルーブルが与えられるというこの番組。

まずは、プロデューサらしきスピーカーからの声と司会者の女性、50台のカメラが見守る中、リハーサルが始まった。
しかし、脱落シーンのリハーサルとして、参加者の1人が模擬的に敷地を出た途端、頭を射ぬかれ殺害されてしまう。
逃げようとしても門は閉ざされ、犬に追いかけられて更に1人が噛まれて死亡。
その後もフックに吊されたり、毒物を摂取したり、生存者はどんどん減っていく。

そんな中、スピーカーから犯人が次の獲物を選べと指示。
最後に生き残るのは…………?



どうやら犯人は、ロシアに伝わる怪談話を基に殺人を犯しているようなのですが、展開が悪いせいか全くそれが活きてない。
最終的には悪魔っぽい話になってるし…
どんな映画にしたかったのか、全く理解出来ません。

途中、事件の1週間後の捜査模様が入るのも完全に無駄。

参加者に次の被害者を選ばせるシーンも、結局あやふやなまま、車の乱入により終了…
って、選ばないのかよっ(笑)!!!

ロシア映画には、ドイツ映画のような重厚感を期待していたのですが……

まあパッケージからして駄作の香りがしていたけど、やっぱり残念でした。
りょーこ

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