トランシルバニアにフランケンシュタインモンスターが現れた?
投稿ビデオの真偽を確かめるべく、ゴシップ紙の突撃レポーター、ジャック(ジェフ・ゴールドブラム)とギルの二人は現地へ飛ぶ。
そこには怪しい治療所があり、今は宿屋となったかつての城には女吸血鬼(ジーナ・デイヴィス)が登場し、ギルに色目を使う。
ジーナさん、マントに黒を基調と吸血鬼のドレスコードながらも胸元もあらわなハイレグというすごいお姿でまさに人に下積みありというべきかお宝画像というべきか。しかも男好きという設定で手術台に拘束されたレポーターのギルがベルトを解いてくれというとズボンのベルトに手をやる始末。
なお、本作はゴールドブラム、ジーナさんの「ザ・フライ」以前の共演作。
後のハエ男・ゴールドブラム、目の前に飛び出した狼男に何とも情けない悲鳴を披露。
秘密の研究室に入ると性格が豹変するジキルとハイド的なマッド・サイエンティストに狼男やミイラ、せむし男まで登場のにぎやかなホラー・コメディ。
笑いとしてはやはり二昔前の作品ということもあり、笑えるかどうかは苦しいがユニバーサルのモンスター映画を踏まえた箇所が随所にあったりするあたりは伝統へのリスペクトを感じて好感。最後にはモンスター達の意外な正体も判明し、案外ほろりとさせる愛すべき作品。