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燃えてふたたびのghostboatのレビュー・感想・評価

燃えてふたたび(1985年製作の映画)
3.0
面白かった。鉄鋼所の作業風景から始まるオープニングをみて『ハリー&サン』(84年)を連想してしまった。父親が愛人(というと語弊があるが)と暮らすために家族を捨てる話なのに全然重くない。『ウホッホ探検隊』に似てるかも。ジーン・ハックマン演じる父親が結婚前夜の娘に向かって「結婚すると遊び心を失う」と言うが己の行動と相まって説得力ありすぎる台詞。愛人問題で仲違いしていた長女と次女の結婚式の場でどさくさに紛れて和解しようと試みたり、結婚式で余った花を(おそらく愛人へのプレゼントとして)貰っていったりと、無神経さというか欲望に忠実すぎてグッとくる。
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