ありふれた手法なのかもしれないけど、冒頭に一番ラストのセンセーショナルなシーンを説明なしで見せて、その後普通に時系列が巻き戻って話がまた進むっていう構成が自分にはすごく今っぽく感じられた。
宇宙飛行士が男女ほぼ同数なこととか、ダンスパーティの描写とか、ホロコーストや核兵器をかなりはっきり20世紀の負の歴史として描いてることとか、共産主義下で作られた作品と思うと興味深い点は多い。
が、いかんせん割と淡々と話進むので最後をどう捉えていいかよくわからず。
今ちょうど「完全なる真空」を(積読のあげくようやく数ページだけ)読み始めたとこだけどこれもレムの小説がベースになってるんだな。