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USBのかずシネマのレビュー・感想・評価

USB(2009年製作の映画)
2.8
たまにある設定とはいえ、製作年を思わず確認してしまった。

こやって見たら峯田わけぇー。
大森南朋もわけぇー。
あんまり変わらないイメージやけどな。
10年以上前やとやっぱり若いわ。
というか、脇を固めてる人達結構豪華やな。桃井かおりは「っぽいなぁ」と思うけど、野田秀樹までおる。

監督の作品を何本か連続して観てるんやが、こちらはちょっと合わなかったな。
作中に細々としたテーマは散りばめられていたと思ったけど、どれが1番強調したかった事なのか分からなかった。
細々し過ぎていて、それぞれが薄味になっていた様な…。
タイトルの由来のUSBそのものやUSBを連想する場面も薄味やったし。
無線放送ももっとどうにか広げてほしかった。

そんな中で終始一貫していたから主人公のクズさが1番強調されていた様に思ってしまった。
また、話が動くでもなく、主人公がダラダラしている場面が長かったのは少し退屈だった。
治験を受けに行ってから細々した事含めて話が動くけど、それももっとアッパーな方が良かったと思う。
あと、主人公に1つも可愛げがなかったのも単純にちょっと辛かったわw
「写真」を撮るところだけ悟った様にキメ顔をされましても、あんたクズですやん。
肩を抱いて隣にいるその娘の事も彼女はおろかセフレとすら思ってない様なクズですやん、他人を薬漬けにさせてるクズですやん。
友達も裏切って来たクズですやん、母ちゃんの弁当のおかずを公園の地ベタに捨てるクズですやん。
治験やって内情を知ってる身内に止めてもらえたのに、それを聞かずに受けに行ったんは自分ですやん。それで悟った様になられましても。。
あんたクズですやん。
としか思えんかった。
「カインの末裔」の主人公はまだ可愛げがあったんやけどな。

「朝から肉」ってのはカイン〜でも言ってたな。
ムラムラすんの?ムカムカすんの?

なんか、大杉漣側のヤーさん達の方がまともな様に感じたわ。
やってる事は普通にヤクザなんやけど。
他の人達がアレ過ぎて。。
あ、野田秀樹の登場シーンは良かった。
桃井かおりな母親は不憫やったわ。
峯田の役はもっとヒャッハーしても良さそうなキャラだったのにな。江本純子はヒャッハーしてたけどw
峯田と江本純子が写真撮ってるシーンは何か好きだった。
「俺たちに明日はない」って感じで。
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