フジタジュンコ

メガロドンのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

メガロドン(2002年製作の映画)
3.4
すべて初代PSレベルのCGで片付けようとする意気込みがすごい。
セットもCG、掘削機もCG、深海の生物もCG、ヘリコプターも雪も爆破もCG、CG、CG……ただ肝心のメガロドンが古代の造形じゃなくてただのでかいサメにされてしまったのは少々拍子抜け。
サメちゃんも初代PSクオリティなので迫力がなく可愛らしいのですが、とまどうサメちゃんとか胴体がちぎれたサメちゃんとか海底に突き刺さる歯とか面白すぎるだろうが!!いい加減にしろ!!!

とはいえ、これまであまたのクソ映画を見てきたわたくしですから、この程度でひるんではおられません。このチープなCGも2002年ということを考えると悪くないじゃんと思ってしまいました。環境問題に絡めつつちゃんとストーリー展開されていますし、石油の掘削チームもキャラがたっていて、とくにサメちゃんに特攻するロスおじさんなんかいい具合で、しっかり楽しめたので高評価です。

Filmarksで本作は、我らがアサイラムの「MEGALODON ザ・メガロドン」https://filmarks.com/movies/80349 と間違えてレビューを書かれてしまっているようなのですが(アメリカ軍やロシア軍等書いておられる方が見たのはアサイラムの方かと)、こちらの巨大石油プラットホームで掘削したらメガロドンが出現しちゃったよのほうが断然出来がいいです。マジで。ただエンディングは鬼長い。