kororoko

心のカルテのkororokoのレビュー・感想・評価

心のカルテ(2017年製作の映画)
4.3
私自身拒食症ではないけど、メンタルクリニックのお世話になっているのでいろいろ思うところがあった。
2人(3人?)の母親が少しずつズレていて主人公はどこにいても居場所がなかったのかなと思う。

自分と感覚のズレた人が近くにいるって感受性の強い子にとってはすごくストレスなのよね(私)

でも母親たちそれぞれが救おうとしていて、結果、それが主人公がかろうじて生に執着できたのかなって。
ステップマザーであそこまで病んだ子を真剣に考えて病院を探してくれるのはすごいことだし、実母の実際にはギョッとするような行為も「私が幼少期に与えた悪影響なんだ」って散々悩んで出した答えの罪悪感があっただろうし、本当に、みんな考えてるのよ。父親出てこなかったけどさ。

ドラマ「ユーフォリア」でも最終的には自身に「治りたい」という思いがわかないと無理なんだって思ったけど、この映画もでしたね。
キアヌの存在感がとても大きかった。

主人公、絶対どこかで見たなーと思ったら「エミリーパリへ行く」の人!!
そっちはまだ見てないんだけど、サムネだけですごいインパクトだなと改めて思った!
この役を見て、エミリーの方も見たいと思った!
kororoko

kororoko