とり

カタストロフのとりのレビュー・感想・評価

カタストロフ(2004年製作の映画)
3.1
レンタル店で大好きなパニック映画棚をうろつき、いつものようにパッケージだけで手に取る。
ついでに主役はキャスパー・ヴァン・ディーン。B級臭さ満点である。決まり。
・・・なんか古臭いなぁ・・・映像はリマスターでもしたのかと思うほどクリアだけど、なんか雰囲気が時代遅れっぽさいっぱい。2004年製作でこの時代遅れ感はなかなか出せないよ!
80年代っぽい安っちいアクション映画を見てる気分で、そこは結構良かったんですが、どうも引力が足りないっていうか、B級としての自覚っていうか、突き抜け度がまったく足りません。
ストーリーもこれまた古臭さ、手垢にまみれたネタでいっぱい。
生死の境をさまよった主人公が未来を予知する能力を身につけ、なんとかその被害を食い止めようと頑張る映画。
が、何をしたいんだキミは!って思うほどいつまでも定まらない進行にちょっと眠気を覚えます。
そして製作者も眠気をもよおす観客に気を遣ってくれたんでしょう。定期的にお粗末なパニック映像をダダ漏れにしてくれます。ここではひたすらダメダメ映像をサービスしまくり。
ウワー今時素人でもパソコンでそれなりのクオリティの映像が作れるのになーってほどの合成映像を繰り広げてくれるのです。これぞB級のカガミです!
もともとB級狙いで観たんだから映像面で資金不足なのは全く問題なし。主人公がムダに有名なだけのB級俳優を使ってる点もいいよいいよ~。
ちなみにこのヒト、頭髪の薄まり具合が無性にあわれで、水に濡れたシーンとか見ていられないほどかわいそうでした(;ω;)スターシップトゥルーパーズの時からまだそんなに経ってないのに…。
話がそれてしまった。映像がチープなのは本当にOKだし、その他のやる気が感じられない演出も別にいいんですよ。
でも、あのラストは一体全体!!!あれでいいのかーーーー。
そもそもろくに伏線も張っちゃいなかったけど、あの丸投げラストはちょっとひどいひどすぎる。カナダ人はアメリカ人以上に細かい事にこだわらないのでしょうか!?
多分、途中で出てくる映像にヒント(っていうかごまかし作業)が隠されていたんだと思うけど見返す気力は起きません。そこまでする労力がもったいないしどうでもいいやー。
とり

とり