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狼の時刻のENDOのレビュー・感想・評価

狼の時刻(1966年製作の映画)
4.0
リヴ・ウルマンは撮影時、懐妊していたらしいベルイマンとの蜜月期。バルト海の小島に夫婦で引っ越してきた画家夫婦。子どもの撲殺から一気に危険な雰囲気に。あまりに顔を接写するモノだから画面が狭苦しくて死にそう。エルランド・ヨセフソンがいきなり壁を歩き出したり、婆さんの顔の皮が剥がれたり、忙しい後半。決めポーズでモンスター大集合の場面はバカバカしくて笑える。むしろウルマンの島における寄る方ない状況こそ最も痛々しいが、ベルイマン監督本人のカットで現実に引き戻される。安全な場所から見せ物小屋を覗いていることに変わりはない。
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