囚人13号

不審者の囚人13号のレビュー・感想・評価

不審者(1951年製作の映画)
3.8
低予算映画のミニマルさが極限まで突き詰められ、常に起こりうる想定外の事態を前に男女の愛は悉く敗北する。
廃墟の砂塵も良いが、逃げ切ったと思い込んでる夫婦を戦慄させ屋内へ引き戻す録音音声、届くとは思えない距離からの肉声が現実逃避を許さないすげー鬼畜。この不寛容はどこから来ているのかと思ったら脚本トランボなのか(助監督アルドリッチ)。
囚人13号

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