昼寝

不審者の昼寝のレビュー・感想・評価

不審者(1951年製作の映画)
5.0
めちゃくちゃな映画だ、マジでめちゃくちゃ面白い。ロージーさいこ~~! 最初にいた場所から予想もしなかったような遠くまで連れて行ってくれる。物語がどこに向かっているのかわからないドライブ感。ほんと映画がうまいとしか言いようのない画面、編集を挙げていけばきりがないし忘れてもいるが、すごいシーンがいくつもある。警官が事故に見せかけて思いを寄せる女の夫を殺害する一連の悪意に満ちた一挙手一投足。裁判の後初めて警官が女の部屋を訪れるシーン、冷たくあしらわれ帰ろうとする警官が踵を返して彼女と抱き合うシーンの、カメラの動きと編集。レコードから聞こえる死んだ夫のラジオ番組。信じがたいくらい強く吹き付ける風。1秒も退屈しなかった、全部、ぜんぶすごい、映画を作るのがうますぎる……。
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