Filmarksでのポスターは至ってふつうだが、あたかもミラ・ジョヴォヴィッチが主役だと言わんばかりのDVDジャケットだとばりばりのホラー映画みたいで怖い。そのジャケットゆえにレンタルビデオ店ではホラーの棚に置かれているらしい……。
しかし実際は世間知らずでトロくさいエイドリアン・ブロディがヴェラ・ファーミガに一目惚れをしてしまうというほんわかラブロマンスだ。
ミラ姐さんは主役ではないのであしからず。姐さんの役はトロくさいエイドリアン君に「オマエはオンナを知らない。私が教えてやる」みたいな姐御系キャラでっせ。
ジャレッド・ハリスやイリーナ・ダグラスといった脇役も良かったなあ。それ以上にエイドリアン・ブロディの犬っぽい雰囲気が本当にたまらない。メガネキャラなのに頑張ってコンタクトレンズを入れようとしているところなんかめちゃくちゃかわいい。
もっとたくさんの人に観てもらいたい、かわいらしい作品なのにジャケットのせいで大損しているのがかわいそう。
そんでもって「つまり動機は正しいんだが、行動が間違ってた」という台詞はなかなかの名言だと思うゾ。そうだ、これから言い訳に使おう。